自己責任で片づけてはいけない その1

人の物を盗むのは悪いことです。しかし、食べるものがなくて死にそうな子供がいたとして、生きるために食べ物を盗んだ子供を責めることは果たして正しいことなのでしょうか。

食べるものがないほどの貧困に陥った子供がいるにも関わらず、毎日豪遊している資産家がいることの方が社会として健全ではないと思うのです。

盗みをすることは悪いことです。なぜ悪いことなのか?盗んではいけないというルールがあるからでしょうか?そうではなくて、盗まれた人が嫌な気持ちになるとか、困るとか、そういうことではないでしょうか。

もし、どうしてもお腹が空いていて、分けて欲しいとお願いされたら、快く分けてあげるでしょう。もらった人も感謝の気持ちで「ありがとう」と言えるし、分けてあげた人も感謝されて、うれしい気持ちになるでしょう。それを黙って盗んでしまえば、そういった正の感情が生まれず、相手を非難するとか罪悪感といった負の感情が生まれてしまいます。

だから、社会のルールとして、盗みはやってはいけないことになっていたのだと思うのです。その認識が今は変わってしまっているのではないでしょうか。「ルールだから盗みはしてはいけない」という認識だとすれば「ばれなければやっていい」という考えも生まれてしまいます。

富の偏りや格差により子供が盗みをせざるを得ない環境であるとか、子供が「盗みをしてもばれなければいい」と思ってしまっている環境を生み出している社会全体に問題があると思います。

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